モーツアルトのアンサンブルをすべての作品で楽しもう♪

室内楽

ヘッドフォン弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465


♪アンサンブル解説
モーツアルトが数々の実験的試みを行って作曲しハイドンに献呈した「ハイドンセット全6曲」の最後を飾るこの作品は、理性を取り払い肩の力を抜きいつもの疾走するモーツアルトらしさをふんだんに散りばめた、これこそがモーツアルトと言わしめる作品です。しかしながらここでも実験的試みを彼は忘れていません。なんと大胆にも第一楽章の冒頭に当時としてはありえない不協和音を使用、いまでこそこの程度の不協和音は当たり前となっていますが、18世紀においてはとても斬新な和音です。そしてサブタイトルが「不協和音」となりました。第一楽章の不協和音から始まる1分強の序奏が終わると、そこはもうモーツアルトの世界そのものです。
アンサンブル
    
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