フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
- ♪アンサンブル解説
- 弦楽四重奏の第一ヴァイオリンをフルートに置き換えたような編成で演奏されるこの曲は、フルートという楽器が華やかであるためどうしてもフルートが主役になり、弦楽器群が伴奏的扱いを受ける演奏が多い。フルート奏者が有名であればあるほどそういった傾向が強くなる。そういったアンサンブルも確かに捨てがたいのですが、やはり本来のアンサンブルを再現するにはフルートを聞かせるのではなくフルート四重奏を聞かせて欲しいものである。ここではそういったことを踏まえ、フルートが弦楽器に寄り添う演奏を聴いていこうと思います。