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その他

ヘッドフォン交響曲第41番「ジュピター」ハ長調 K.551

*18世紀の古楽器を使用、当時の演奏を再現するため弦楽器のビブラートは多様しません


*現代の楽器を使用、ヴァイオリン演奏技法の一つであるビブラートを多様します


♪アンサンブル解説
室内楽アンサンブルの編成がどんどん大きくなってくるとオーケストレーションとなりますが、この境目は定かではありません。一般的にはオーケストレーションは管弦楽法であり、アンサンブルは室内楽で使われるますが、まれに同義語のように使われることがあります。たとえばギターアンサンブルとギターオーケストレーション等のように。さてアンサンブルが大きくなったオーケストレーションの極めつけと言えば交響曲ですが、ここではアンサンブルの視点に立ち返り、古楽器を使った小編成のオーケストラと現代の通常編成オーケストラで交響曲を聴きたいと思います。18世紀ごろの古楽器を使ったオーケストラの再現なのでフルートは木製、金・木管楽器の便利なバルヴやピストンはなし、弦楽器は羊の腸で作られたコーティングなしのガット弦を使用しています。一番注目すべきは弦楽器が現在多様されるビブラートをほとんど使いません。鈴虫の羽のごとく揺れない左手の動きに注目してみてください。
アンサンブル
    
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