喜遊曲(ディヴェルティメント)第17番ニ長調
k334 第一楽章Allegro & 第六楽章Rondo. Allegro
k334 第三楽章Menuetto & 五楽章Menuetto
k334 第二楽章Andante & 第四楽章Adagio
- ♪アンサンブル解説
- 音楽は音を楽しむと書きますが、この理にかなっているのかなと思えるジャンルがあります。それが「ディヴェルティメント」 。「気晴らし」や「娯楽」といった意味がありますが、日本では喜び遊ぶ曲と書いて「喜遊曲」 と呼びます。その名のとおりサロンミュージックであり、貴族のための機会音楽として主に食事のBGMとして演奏されました。第三楽章のメヌエットはよく単独でも演奏されるので耳にしたことがあると思います。オーケストラから2本のホルンを残し弦楽器群とともに演奏するオーケストラバージョンと、弦楽四重奏にコントラバスと2本のホルンを加えて演奏する室内楽バージョンがあります。ここではアンサンブルが鮮明に見えるよう室内楽バージョンを選んでみました。しかしこんないい曲をBGMにしてしまうなんて、当時の貴族たちはなんてもったいないことをしてきたのでしょうか。